家づくりに取り組む上で欠かせないのが『間取り決め』ですよね。
注文住宅で新築一戸建てを建てる際や、中古物件をリフォームする際には、快適な間取りを考えるために長時間悩むことも珍しくありません。
ここで最も大切なことは、ざっくりとでも良いのであなたが今、理想の住まいとしてイメージしている間取りを目に見える形にすること。
そこで便利なのが、誰でも簡単に間取りシミュレーションができるツールになります。
今回は、
- 簡単に間取り図を作成できるシミュレーションアプリを見つけたい
- ツールを使ってどんな間取りにするかじっくり考えたい
- 間取り図を作って業者との打ち合わせに役立てたい
という方に、無料で間取りシミュレーションができるWEBサイト・スマホアプリ・PCソフトをご紹介していきます。
間取りを何度もシミュレーションすることで自分の希望や想像しているイメージを少しずつ理想に近づけることができるので、これから家づくりをしていく予定の方は是非活用してみましょう。
家の間取りをシミュレーションできる無料のWEBサイト＆ブラウザツール5選
| サービス名 | 料金 | 対応デバイス | |
|---|---|---|---|
| PC | スマホ | ||
| タウンライフ家づくり | 無料 | 〇 | 〇 |
| マイホームクラウド | 無料 | 〇 | 〇 |
| floor planner | 無料 | 〇 | 〇 |
| Homestyler | 無料 | 〇 | 〇 |
| Madream Maker | 無料 | 〇 | 〇 |
始めに、気軽に間取りシミュレーションができるWEBサイトやブラウザ上で動作するWEBツールをご紹介します。
タウンライフ家づくり
| WEBサービス名 | タウンライフ家づくり |
|---|---|
| URL | https://www.town-life.jp/home/madori/ |
| 特徴 | 自分専用の間取りプランをプロにオリジナルで作成してもらうことが出来る。 |
間取りシミュレーションの中でも、まず最初に利用しておきたい無料WEBサービスになります。
タウンライフ家づくりは、間取り図を自作するタイプのシミュレーションツールではなく、住宅会社のプロがあなたの希望に沿ったオリジナルの間取り設計図を作ってくれる便利なシミュレーションサービスです。
WEBサイトから簡単な依頼作業をするだけで、あとは数日～１週間ほど待っていればプロが設計した間取りプランを受け取ることが可能。
一から自分で間取りを考えるよりも、家族構成やライフスタイル、広さや土地・家の向きなどを考慮して作成してもらったプロの間取りプランを土台として、そこに自分の要望をさらに落とし込んでいく流れで進めていくと、理想の間取りを実現しやすくなるためオススメです。
- 時間がなくても住宅会社のプロが間取りシミュレーションを作成してくれる
- もらった間取り図をベースにすることも可能なのでクオリティが高い間取りに育ちやすい
マイホームクラウド
| WEBサービス名 | マイホームクラウド |
|---|---|
| URL | https://myhome-cloud.net/ |
| 特徴 | WEBブラウザツールの中で１番おすすめできるシミュレーションソフト。 |
パソコンやタブレットで気軽に間取り作成しやすい2D・3Dシミュレーションツールで、横向きにすればスマホでも閲覧＆操作が可能です。
ブラウザさえあればソフトのインストール無しで使用できるWEBサービスなのでいつでもアクセスできる上、さらに間取りプランを50個までクラウドストレージに保存が出来るのも嬉しいポイント。
図面読み込み機能もあり、先ほどのタウンライフ家づくりで手に入れた間取り図を下絵として取り込んで外観や内観を3Dとして立体で確認したり、自分で間取りを手直ししたりと自由度がとても高いツールです。
- 2D＆3Dで間取りを確認できるシミュレーションツール
- 下絵取り込みや最大50件のデータ保存など便利機能が充実
floor planner(フロアプランナー)
| WEBサービス名 | floor planner(フロアプランナー) |
|---|---|
| URL | https://floorplanner.com/ |
| 特徴 | 全ての面でクオリティが高いものの日本語非対応。 |
先ほどのマイホームクラウドと同等、もしくはそれ以上にクオリティが高いとも言える2D＆3D対応の間取りシミュレーションツールになります。
海外のソフトウェアのため日本語非対応なので使用へのハードルが高い点が残念ですが、マニュアル動画も公開されていますので参考にしながら一度は使ってみるのも良いかもしれません。
建具や家具などの素材サンプルもとても充実しているので実際の間取りイメージが掴みやすく、さらに2Dではシンプルな製図バージョンから色付けされたパースデザインバージョンまで確認することが可能です。
また、floor plannerの使い方を丁寧に解説してくれているブログもありますので、そちらも併せて参考にしてみるとより分かりやすいと思います。
- とにかくオシャレで綺麗な間取り図を作りたい方におすすめ
- テクスチャや素材などのアイテムが150,000点以上ある充実したツール
Homestyler(ホームスタイラー)
| WEBサービス名 | Homestyler(ホームスタイラー) |
|---|---|
| URL | https://www.homestyler.com/ |
| 特徴 | 高度なツールのためプロ向け |
アリババグループとイージーホーム・ニュー・リテール・グループという中国の２企業によって提供されているWEBアプリケーションソフトです。
かなり高機能なシミュレーションツールで、写真取り込みはもちろん実際のブランドの家具などの素材も用意されていたりと、よりリアルに近い状態の間取りを作り上げることが可能になっています。
こちらはHomestylerの実際の操作画面のイメージムービーですが、見て頂くと分かる通り高度なツールである上にすべてが英語表記になるため、自分でちょっと間取りを作ってみたいという初心者の方にとっては操作性が困難に感じるシミュレーションツールだと思います。
とは言ってもHomestyler(ホームスタイラー)はとても綺麗なグラフィックの間取りツールなので、せっかくならクオリティの高い間取り図を作成してみたい方も多いと思います。
ホームスタイラーの公式YouTubeチャンネルで操作マニュアルが公開されていますので、そちらを参考に挑戦してみても良いかもしれませんね。
- グラフィックがとにかく美しい
- 建具や設備などの素材が300,000点以上とかなり豊富
Madream Maker(まどりーむめーかー)
| WEBサービス名 | Madream Maker(まどりーむめーかー) |
|---|---|
| URL | https://madream.net/modules/madoriplan2/ |
| 特徴 | 現在、新規使用不可 |
以前までは無料会員登録を行えば、WEBアプリケーションソフト『Madream Maker』を起動して間取りシミュレーションをすることができましたが、現在は規約違反者への対策とシステム改修のために新規の使用者へのサービス提供がストップされています。
その代わり、有料WEBアプリケーションソフトとなる『madreamPRO』がリリースされており、より精細で使いやすいツールに生まれ変わりました。
7日間の無料期間が設けられています。
- 現在は新規での使用者の受付を停止中
- 改良版シミュレーションソフトは有料
無料で使えるハウスメーカー系間取りシミュレーションサービス7選
間取りシミュレーションツールは、実は各ハウスメーカーもお客様向けコンテンツとして用意している場合があります。
その多くは、階数・間取り・広さ・向き・その他こだわりなどの希望をもとに、今までの施工事例の中から条件に合った間取りデータを絞り込んで提案してくれる簡易的なものですが、あなたと似たような家族構成や要望を持っている人が実際に建てた家の間取りを確認することが可能です。
これから家づくりをスタートさせる方にとっては貴重な情報源になるので、間取りシミュレーションの参考例として使ってみましょう。
ユニバーサルホームの間取りシミュレーション
ローコスト住宅メーカーからミドルコスト住宅メーカー路線に移行しているユニバーサルホームが提供する間取りシミュレーションサイト。
「階数」「延床面積」「部屋数」「玄関方向」「こだわり」などの条件を選んでいくと、希望に合った間取り事例が表示されます。
間取りシミュレーション｜スウェーデンハウス
ハウスメーカーの中でも人気度がとても高いスウェーデンハウスが提供する間取りシミュレーションサイトです。
「エリア」「階数」「延床面積」「部屋数」「こだわり」などの条件を選んでいくと希望に合った間取り事例が表示され、さらに間取り図の向きを変更したり反転して確認することが出来ます。
会員登録(無料)をすると、気になった間取りプランをお気に入り登録することも可能。
Forest Selection BF 間取りシミュレーションサイト｜住友林業
ハウスメーカー住友林業が提供する間取りシミュレーションサイトで、新規会員登録をすることで使用が出来ます。
「階数」「延床面積」「間取り」「外観」などの条件を選ぶと、希望に合う間取りが表示されます。
実はこのシミュレーションツールは、高価格帯となる住友林業の家を安く建てることが出来るセミオーダー規格型住宅『Forest Selection BF(フォレストセレクション)』専用のもの。
用意されている間取りプランから好きなプランを選んで家を建てるというForest Selection BF(フォレストセレクション)のためのものなのですが、その間取りプランが1,000パターン以上もあるためシミュレーションとしてかなり使えるサイトになっています。
おうちでハイム｜セキスイハイム
セキスイハイムが提供する間取りシミュレーションサイトです。
「住む人の人数」「世帯数と住宅タイプ」「こだわりポイント(3つまで)」の簡単な３つの質問に答えるだけで、最適な間取りプランをシミュレーションしてくれます。
おうちで幸せプランニング｜積水ハウス
積水ハウスが提供する間取りシミュレーションサイトです。
『ファミリースイートおうちプレミアム』のコンセプト住宅のベースとなる3つの間取りから好みのものを選択し、その間取り図を使用して自分で壁や床、家具や人物などを好きに配置していくシミュレーションツールになっています。
作成した間取りプランは、積水ハウスの『360°ビューVR作成依頼』から申請することで、3DのVRも作ってもらうことが出来るようです。
住宅ネット｜タマホーム
ローコストハウスメーカーのタマホームが提供する間取りシミュレーションサイトです。
「玄関の向き」「部屋数」「間取り」「内観」「外観」の条件を選択していくと、好みに近い住まいの提案結果を表示してくれます。
シミュレーション結果は、最後にPDF形式で出力してくれるのでそのままプリントアウトも簡単にできます。
木の家￥シミュレーター｜フォレスタイル
岐阜県加茂郡にある東白川村役場の振興課が運営している工務店などの建築業者と施主のサポート業務を行う『フォレスタイル(Forestyle)』が提供する間取りシミュレーションツールです。
部屋の種類や住宅設備、窓や扉などの建具などの各種パーツが細かいところまで揃っていて、ドラッグ＆ドロップで間取りに落とし込むだけの簡単操作で使えるので初心者にもおすすめです。
また、工務店などで建てられる木造住宅という前提ではありますが、作成した間取りから算出される概算建築費用もリアルタイムで計算されて表示してくれるので、希望の間取りや住宅設備でどのくらいの金額で家を建てることが出来るのか参考にすることが出来ます。
家の間取りをシミュレーションできる無料スマホアプリ13選
| アプリ名 | 料金 | データ保存 | 対応OS | |
|---|---|---|---|---|
| iOS | android | |||
| ルームプランナー | 無料 | 可能 | 〇 | 〇 |
| 再現間取りメーカー | 無料 | 可能 | 〇 | 〇 |
| Planner 5D インテリアデザイン | 無料 | 可能 | 〇 | 〇 |
| magicplan | 無料 | 不可 | 〇 | 〇 |
| Home Design 3D | 無料 | 可能 | 〇 | 〇 |
| 間取りー図 | 無料 | 可能 | × | 〇 |
| Floor Plan Creator | 無料 | 不可 | × | 〇 |
| スマートホームデザイン | 無料 | 可能 | 〇 | × |
| 間取り図 作成 2D & 3D – Madory | 無料 | 可能 | 〇 | × |
| 間取りTouch＋ | 無料 | 可能 | 〇 | × |
| Live Home 3D | 無料 | 不可 | 〇 | × |
| Roomle | 無料 | 可能 | 〇 | × |
| SpeedPlanner | 無料 | 可能 | 〇 | × |
間取りシミュレーションツールと言えばパソコンで操作できるものが大半ですが、中にはiPhoneやandroidを問わずスマートフォンで間取り作成可能なシミュレーションアプリも存在します。
今回はその中でも無料のシミュレーションアプリに絞ってピックアップしていきます。
ルームプランナー
iPhoneとAndroid両方に対応。
間取り作成はもちろん、部屋のインテリアデザインを作成することも可能で、アメリカの家具ECサイトや世界的に有名な家具メーカーALESSIなどの家具素材も豊富に揃っているので、自分好みの部屋作りを実現することが出来ます。
2Dと3Dに対応していて、特に3Dのグラフィックはとてもリアルな表現が楽しめる間取りシミュレーションアプリです。
再現間取りメーカー
直感的な操作で間取りを作ることが出来るシミュレーションアプリです。
マス目ごとに任意のパーツを組み合わせていくので、パズル感覚で間取りを作ることができます。
iPhoneとAndroidどちらにも対応しているので、簡単に操作できるスマートフォンアプリを探している方におすすめです。
magicplan
こちらも直感的な操作で間取りが作成できるシミュレーションアプリ。
iPhoneとAndroid両方どちらにも対応しています。
グラフィック表現ではなく図面で間取りや設備などをシンプルに表現してくれるので、情報が簡素化されてとても見やすいアプリになります。
Planner 5D インテリアデザイン, ルームプランナー
自由設計のクオリティが高い間取りシミュレーションアプリで、iPhoneとAndroid両方どちらもインストール可能です。
部屋を区切る壁を自由に調整できるので仕切り壁の設置も容易にすることが出来ますし、素材として登録されている建具や家具のサイズも好みに合わせて調整することも出来るので、本格的な2D・3Dでの間取り作成をアプリで行いたい方にとってはとても嬉しいアプリになると思います。
無料で使用できますが色やサイズ変更・素材数など色々な機能制限も多くあるため、もっと使い勝手を高めたい方は課金プランも用意されているのでオプションで試してみても良いかもしれません。
Home Design 3D
簡単操作で間取りシミュレーションができるアプリです。
部屋アイコンで部屋を配置していき、ドアや窓などの建具を調整したり家具を選んだりしていくだけでOKです。
また、平面図から3Dのグラフィック表示に切り替えると内装までリアルに確認することができます。
ただ、無料版では作成データの保存が1つまでしか出来ないので注意して下さい。
間取りー図
シンプル操作で間取りシミュレーションができるandroid用アプリです。
方眼の背景に、フロア・壁・ドアなどのパーツを配置して組み合わせていくだけなので、とても簡単に間取りを作ることができます。
また、デバイスに保存されている画像の読み込みも出来るので、手持ちの間取り図や参考にする間取り図をトレースして、自分好みにカスタマイズしてみるのも面白いですね。
5階建てまで間取り作成可能となっているため、特に都市部型の戸建ての間取りシミュレーションとして活躍してくれそうです。
Floor Plan Creator
こちらもandroid用の間取りシミュレーションアプリになります。
間取りのオブジェクトを配置していくだけで、平面だけでなく3Dでも間取りを確認することができます。
無料で使用できるものの、作成した間取りデータの保存ができないので注意が必要です。
スマートホームデザイン
こちらはiPad / iPhone専用の間取りシミュレーションアプリになります。
部屋や建具などの各パーツを配置して、向きや大きさを調整しながら間取りシミュレーションを進めていきます。
光や影などの調整もできるので、日中と夜間による部屋の向きや配置などの影響を確認したり、インテリアイメージの違いなどを確認したりなど、とても便利なアプリです。
間取り図 作成 2D & 3D – Madory
こちらはiPhone専用の間取りシミュレーションアプリです。
とてもシンプルで扱いやすい操作画面とツールの反面、実現できることが限られるため間取りアイデアをパッと書き留める程度のメモ代わりのアプリとして使うのがベストです。
テキストが自由に配置できます。
間取りTouch＋
こちらもiPhone専用の間取りシミュレーションアプリになります。
とても見やすい作りとなっていて、パーツ配置が簡単なのはもちろん、間取りパーツや建具、家具などの種類も豊富に揃っているため、自分好みの間取りを実現しやすいアプリとなっています。
さらに、部屋の仕切りや壁を斜めにすることも可能なので、変形地や狭小地などで建てる家の間取り図作成にも適しています。
Live Home 3D
こちらはiPadとiPhoneどちらにも対応しているiOSデバイス用の間取りシミュレーションアプリ。
大きな特徴は、アプリにもかかわらず間取り作成だけにとどまらずに外観や庭などの外構まで作りこめるハイクオリティな点です。
壁一つをとってもまっすぐな壁だけでなくアーチがかかった壁があったり、色付けもドラッグだけで行えるので、操作もしやすく表現の自由度が高いアプリになっています。
Roomle
こちらもiPadとiPhone専用の間取りシミュレーションアプリとなります。
指でスワイプしながら壁を作成したりと少し操作の慣れが必要にはなりますが、日本語表記な上に直感的に使えるUIなので総じて操作は扱いやすいアプリとなっています。
データ保存は、無料で1プランまで可能です。
SpeedPlanner
こちらはiPadのみで使用できる間取りシミュレーションアプリとなります。
タブレットにその場で書き込む手書き感覚のように間取り作成を進めていくことが出来、住宅の内観や外観を自由に描くことができる2D・3D間取り作成アプリなのですが、2か月無料で使用できるものの3か月目以降は月1,500円の有料プランとなるため、使用する際には課金前にサブスクリプション(定期購入)を解約するように注意しましょう。
家の間取りをシミュレーションできるPCフリーソフト7選
| フリーソフト名 | 使用感 | 素材 サンプル | 対応OS | |
|---|---|---|---|---|
| Windows | mac | |||
| Sweet Home 3D | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
| DreamPlan ホームデザインソフト | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
| せっけい倶楽部 | 〇 | △ | 〇 | × |
| e-house版せっけい倶楽部 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| Excel DE 間取り図 | ◎ | × | 〇 | 〇 |
| MADRIX マドリックス | 〇 | × | 〇 | 〇 |
| イエスマイハウス | △ | △ | △ | × |
次にご紹介する間取りシミュレーションソフトは、パソコンにインストールして使用するPC用フリーソフトになります。
パソコン本体にソフトを入れるため、デスクトップパソコンの場合には家にいるときにしか使用できませんが、ノートパソコンを持っている方は持ち運びが可能です。
PCソフトの場合は使用場所の制限があるというデメリットの反面、操作性や使用感を含めたソフトとしての精度が高いので、本格的な間取り作成を試みたい方におすすめです。
Sweet Home 3D
PCにソフトをインストールして使用できる間取りシミュレーションソフト。
WEB上でもオンラインで使用することも可能なので、好みによって使い分けすると良いと思います。
建具や住宅設備のサンプル数も多く、平面の間取り図を作成しながら同時進行で2画面になった下半部に3DCGが表示されるため、とても使いやすく間取り作成をスムーズに進めることが可能です。
DreamPlan ホームデザインソフト
間取り図からお庭やインテリアデザインまで、住宅全般の図面やデザインを作成することができるPCフリーソフトです。
設計の自由度が高く、勾配天井はもちろん梁の太さや素材を調整することも可能で、図面には設計記号を記載することも出来るようになっています。
間取りやインテリアデザインをシミュレーションするにはもってこいのPC用フリーソフトと言えるでしょう。
せっけい倶楽部
住宅から外構まで間取りやホームデザインを総合的に作成できる2D・3D対応のPC用シミュレーションソフトです。
部屋や壁の設置が簡単に出来るだけでなく、下がり壁や腰壁など自由な間取り設計が可能です。
また、床の間や玄関の上がり部分に設ける框(かまち)の入力も可能なので、インテリアの細かい部分までこだわりをしっかり詰め込めます。
初心者の方でも簡単に操作が出来るようマニュアルも完備しています。
e-house版せっけい倶楽部
間取りシミュレーションができるPC用フリーソフトです。
部屋やパーツをドラッグ＆ドロップするだけのシンプルかつ簡単操作ながらも、住宅設備や建材のサンプルも実際に各メーカーで取り扱っているものが揃っているので、出来上がりの間取りはとてもクオリティの高いものが完成します。
一方で、平面の間取り図作成では問題がないもののサンプル素材が少し古いため、室内の3Dパースを確認しながらインテリアデザインを作りこんでいきたい場合には不向きと言えます。
Excel DE 間取り図
ソフト名の通り、Excelファイルで間取りシミュレーションができるPC用フリーソフトです。
平面図のみのシミュレーションにはなるものの、手軽に自分のイメージしている間取りを落とし込むことができるので、使い慣れたExcelならと抵抗感なく使用できる方におすすめです。
イエスマイハウス
間取りシミュレーションができるWindows専用のPCフリーソフトです。
対応OSがWindowsのみとなっている上、7やVistaなど古いバージョン対応のPCフリーソフトなのですが、3Dモードではライティング調整ができたり環境マッピングによる映り込み再現、さらに風水診断が出来るなど珍しい機能がいくつもあるので、興味のある方は使用してみるのも面白いかもしれません。
建具や家具などのサンプル素材は充実しているので、間取りデザインの自由度は高いです。
MADRIX マドリックス
Wordファイル上で間取りシミュレーションができるPC用フリーソフトです。
Wordソフトに使い慣れている方は、簡単に間取り図を作ることができますので使用してみても良いかもしれません。
こちらも古いソフトなので、Windows10ではダウンロードしても動作しませんので注意して下さい。
家の間取りシミュレーション！おすすめはどれ？
ここまでたくさんの間取りシミュレーションソフトやアプリなどの便利なツールをご紹介してきましたが、シミュレーションツール選びにもコツがあります。
と言ってもとてもいくつかのポイントを確認するだけとっても簡単！
どのツールを使えば良いか迷っている方は以下を参考に選んでみましょう。
①対応しているデバイス・OSを確認する
まずはあなたが間取りシミュレーションをする際に使うデバイスやOSを確認して下さい。
ブラウザ上で使えるシミュレーションWEBサイトはどの端末でも使用できますが、パソコンであれば他にインストールして使うフリーソフトが使用出来ますし、スマホであればアプリを使うことが出来ます。
ですがフリーソフトやアプリは対象となるOSに制限があることも。
データ通信量を気にせず使えるインターネット環境があるのであれば、パソコンスマホ問わずおすすめは間取りシミュレーションWEBサイトです。
無料で使用可能なのか料金形態を確認する
次に確認すべきは、間取り作成の機能が無料で使えるかどうかという点です。
無料であっても部屋や建具などのサンプル素材数が極端に少なく有料プランでサンプル数を増やす必要があったり、使用は無料でもデータ保存は有料だったりと、使い始めはフリーで使い始めることができても有料プランにしなければ思うような間取りデザインを作れないとなると意味がありません。
有料プランがあるとしても、無料で使える機能が満足できるレベルのものを選ぶようにしましょう。
色んな間取り図を見て参考にする
「いざ間取りシミュレーション！」と間取り作成に進んでいきたいところですが、自分の好き勝手に間取りを考えようと思ってもなかなか素敵な間取りアイデアは浮かんでこないもの。
当然ですが、プロではない素人がやみくもに間取り作成を進めてみても上手くいきません。
そこで活用したいのは、間取りシミュレーションができる無料のWEBサービスでも紹介した『タウンライフ家づくり』で自分の希望を落とし込んで作ってもらったプロ作成の間取り図や、あなたと同じような家族構成の方が実際に建てたハウスメーカー作成の間取り図です。
間取りシミュレーションツールは図面をトレースすることが出来るので、参考にする間取り図をベースにしながら細かい点をさらに自分の希望に寄せてシミュレーションしていくのがおすすめ！
究極の家事動線を実現した間取りを考えたり、快適な平屋生活を成功させる住みやすい間取りアイデアを練ったり、子どもの人数に合わせた子供部屋の割り振りを考えたりと、間取りシミュレーションの使い方は多岐に渡ります。
色々な間取り実例を参考にしながら、理想の間取りをシミュレーションしてみましょう。
