【2022年】住宅ハウスメーカーのUA値は?ランキング表で徹底比較【ベスト22社】

【2022年】住宅ハウスメーカーのUA値は?ランキング表で徹底比較【ベスト22社】ハウスメーカー

ハウスメーカー選びで重視したいポイントが住宅性能ですよね。

その中でも特にチェックしておきたいのが、各ハウスメーカーの断熱性能の指標となる『UA値ユーエーちの数字です。(UA値の読み方はユーエーちです)

このUA値とは外皮平均熱貫流率がいひへいきんねつかんりゅうりつと言って、簡単に説明すると家全体から逃げる熱量を家の表面積で平均した数字になるのですが、この数字が小さいほど断熱性能が高いとされています。

説明会や見学時では、どのハウスメーカーの営業担当からも「自社の断熱性能が優れている」と説明されることが多いのですが、本当に断熱性能が優れているかどうかは実際に他社と『UA値』を比較してみないと判断が難しいです。

そこで今回は、注文住宅の人気ハウスメーカー22社が公式発表している『UA値』を調査し、2022年最新情報をもとにランキング形式でご紹介していきます。

各社のUA値を事前に把握確認して、ハウスメーカー選びの参考にしましょう。

 

住宅のUA値(外皮平均熱貫流率がいひへいきんねつかんりゅうりつ)って何の数字?

ハウスメーカー選びをする時に、よく見聞きするようになるUA値。

冒頭でも少し触れましたが、このUA値は外皮平均熱貫流率と呼ばれる断熱性能を示す1つの指標として使われ、分かりやすく一言で言うならば『家からどのくらい熱が逃げやすいか』を知るための数値と言えます。

UA値(外皮平均熱貫流率)とは
室内と外気の熱の出入りのしやすさを表す指標で、建物内部から窓や壁、屋根などを抜けて外へ逃げる熱量(熱損失量)を建物の表面積で割った数値。数値が小さいほど内部と外部の熱が出入りしにくいことを示し、断熱性能が高いことを表します。単位は「W/㎡・K」。

このUA値を見比べることで、各ハウスメーカーの断熱性能がどの程度のものなのか理解しやすくなります。

UA値の見方は?数値が小さいほど断熱性能が高い!

ここまで何度かお伝えしている通り、UA値は数値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。

ただ、UA値がどのような数値なのか理解できたとしても、実際には「どのくらいの数値が断熱性能に優れているのか」が気になりますよね。

現在、戸建て住宅を建てる場合は省エネ基準(断熱性能等級4)に則った住宅性能で建てられます。

この一般的な省エネ住宅で考えた場合、北海道などの地域区分1でUA値=0.46W/㎡・K、東京や大阪や愛知などの地域区分6でUA値=0.87W/㎡・Kとなっていますが、 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) やそれ以上の断熱性能となる等級6~7(2022年10月1日施行・参照:施行スケジュール|国土交通省では地域区分6でも0.46W/㎡・K以下、北海道など地域区分1では0.2W/㎡・KがUA値の基準となります。

ただ世界に目を向けると、ヨーロッパでは全エリアでUA値0.3~0.4W/㎡・K前後が一般的。

なので、一般的な省エネ基準を満たすだけの家を建ててしまうのは、これから先のエネルギーコスト上昇の時代を迎える中では時代遅れ感が否めません。

これから家を建てることを検討する際は、将来のことを見据えてUA値になるべくこだわってハウスメーカーを選ぶようにする方が賢明でしょう。

UA値の計算方法

Ua値(ユーエーち)の計算方法を表した図

UA値 = 家内部から外部へ逃げる熱量(熱損失量) 外皮総面積

※換気による熱損失は除く

参照:【参考】住宅における外皮性能 – 国土交通省

断熱性能の高さを示すUA値は、住宅の内側から外側へ逃げる熱量を家全体を囲う面積で割って算出します。

家全体を囲う面積となる外皮表面積は、屋根(天井)・外壁・窓・ドア・床(基礎)が含まれます。

この計算式で算出した数値が低いほど、家の中の熱を外に逃がしにくい構造となるため、断熱性能に優れた住宅になります。

他にも断熱性能を図る指標がある

今回のテーマは断熱性能を示すUA値ですが、実は、断熱性能を図る指標には他に『Q値キューち』という数値と、断熱性能に密接に関わる住宅の気密性能を図る指標の『C値シーち』があります。

UA値以外にも覚えておきたい住宅性能の数値
Q値(キューち)
C値(シーち)

UA値が家内部から外部へ逃げる熱量(熱損失量)から家を囲っている外皮の表面積で割って算出する一方で、Q値は家内部から外部へ逃げる熱量(熱損失量)から延べ床面積で割って求めます。

UA値と、UA値と同様に断熱性能の指標となるQ値の2つの違いは、家の熱損失量を外皮面積で割って計算した数値か、延べ床面積で割って計算した数値か、ということになります。

対してC値は、建物の機密性能を図る指標。

C値の計算方法は、家全体の隙間の面積を延べ床面積で割って数値を求めます。

どちらも、UA値と同じく数値が小さい方が性能が優れていると判断することが出来ます。

 

住宅ハウスメーカーのUA値ランキング【ベスト15社】※2022年最新版

断熱性能の高さを示すUA値がどのようなものか分かったところで、早速ハウスメーカー各社のUA値を比較していきましょう。

今回ベストランキングとしてピックアップした住宅ハウスメーカーは、全国展開をしている大手ハウスメーカーやローコストハウスメーカー、ビルダーさんなど22社の中から、 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) 基準を満たしているUA値が優秀な15社に絞りました。

– UA値の比較基準 –

ランキングではUA値を比較していきますが、断熱性能に関わる数値は日本のエリアごとに基準とする数値が異なります。そのためここでは最も分類数が多い地域区分5~6(関東・関西・東海・四国・九州etc…)で建てた場合のUA値を参照して比較しています。地域区分により定められた省エネ住宅の基準値が分かる日本地図。Ua値(ユーエーち)はこの地域区分を参考にして各エリアごとに数値を確認する。


ハウスメーカー名UA値
(外皮平均熱貫流率)
備考
1一条工務店0.25W/㎡・K人気モデル「i-smart」標準仕様。
2クレバリーホーム0.26W/㎡・K標準仕様。
3ヤマト住建0.28W/㎡・K最高基準となる0.26W/㎡・K相当の事例あり。
4アイフルホーム0.32W/㎡・K地域1~3では0.27W/㎡・K。
5アエラホーム0.36W/㎡・K人気のスタンダードモデル「クラージュ」標準仕様。
6タマホーム0.37W/㎡・K地域3では0.36W/㎡・K。
7セルコホーム0.37W/㎡・K
8スウェーデンハウス0.38W/㎡・K標準仕様。
9三井ホーム0.39W/㎡・K標準仕様。
10ミサワホーム0.39W/㎡・K地域3、4では0.38W/㎡・K。
11ウィザースホーム0.39W/㎡・K標準仕様。
12住友林業0.41W/㎡・K地域1、2では0.36W/㎡・K、地域3では0.40W/㎡・K。
13アイダ設計0.46W/㎡・K標準仕様。
14住友不動産0.46W/㎡・K標準仕様。
15セキスイハイム0.53W/㎡・K樹脂トリプルガラス採用時は0.46W/㎡・K。
断熱等性能等級
【等級4】
0.87W/㎡・K2025年より新築住宅への適用義務化。
以降は最低限の水準。
断熱等性能等級
【等級5(ZEH)】
0.6W/㎡・KZEH基準。
2030年より新築住宅への適用義務化。
断熱等性能等級
【等級6』
0.46W/㎡・K2022年10月より施行。HEAT20G2※1相当。
断熱等性能等級
【等級7』
0.26W/㎡・K2022年10月より施行。HEAT20G3※2相当。
 

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それでは、上記で比較したUA値ランキングの中から上位5社にフォーカスを当てて見ていきたいと思います。

【UA値1位】一条工務店

【Ua値1位】一条工務店

UA値ランキングの1位は、大人気ハウスメーカーの一条工務店です。

一条工務店のUA値の数値は、上位グレードながらも大人気商品となる省エネ住宅モデル『i-smart』で0.25W/㎡・Kとなっていて、これは世界最高レベルの断熱評価基準をも上回る数値になります。

その高い断熱性能の秘密は、外内ダブル断熱構法という独自の高断熱構造。

家全体を囲うようにウレタンフォームを施工して魔法瓶のような室温を逃さないよう工夫されています。

一年を通して外気の影響を受けにくく、冷暖房費を大きく節約できる家になっているのが特徴です。

【UA値2位】クレバリーホーム

【Ua値2位】クレバリーホーム

UA値ランキングの2位は、ローコストハウスメーカーながらも高級感ある外壁タイルが叶うクレバリーホームです。

クレバリーホームのUA値の数値は、2022年9月販売スタートの断熱性と省エネ性を兼ね備えた上位グレード『エネリート・サーモ(ENELITE THERMO)』で0.26W/㎡・Kを達成。

UA値ランキング1位の一条工務店と同様に、断熱性能の最も厳しい評価基準となるHEAT20のG3(断熱等性能等級7)をクリアする数値になります。

断熱性能だけでなく、メンテナンス性能や耐震性能、健康性能にもこだわった造りで注目を集めています。

【UA値3位】ヤマト住建

UA値ランキングの3位は、ローコストとミドルコストの中間あたりのハウスメーカーとして評価が高いヤマト住建です。

ヤマト住建のUA値の数値は、世界基準の住宅の実現を目指してつくられた高性能住宅『エネージュUW』で0.28W/㎡・Kとなっています。

実は、ヤマト住建は省エネ住宅の施工実績が全国最多ということもあり信頼性がありますし、さらに2021年に経済産業大臣賞を受賞したUA値0.26W/㎡・Kの高断熱住宅『エネージュAF』で話題を呼ぶなど、省エネ住宅への強いこだわりを感じさせてくれるハウスメーカーです。

下位グレードの『エネージュW』でも0.42W/㎡・Kの性能値となっていたり、総じて断熱性能が高いのが特徴です。

【UA値4位】アイフルホーム

【Ua値4位】アイフルホーム

UA値ランキングの4位は、LIXILグループの住宅会社(株式会社LIXIL住宅研究所)が展開するフランチャイズ形式ローコストハウスメーカーのアイフルホームです。

アイフルホームのUA値の数値は、高性能断熱素材フェノールフォームをダブルで使用する『HQP-W(ハイクオリティパネル-ダブル)』の仕様で0.32W/㎡・K(寒冷地仕様:0.27W/㎡・K)となっています。

ダブルではない『HQP(ハイクオリティパネル)』の仕様でも、HEAT20のG2(断熱等性能等級6)基準を上回る0.45W/㎡・K(寒冷地仕様:0.39W/㎡・K)を達成しています。

【UA値5位】アエラホーム

【Ua値5位】アエラホーム

UA値ランキングの5位は、ミドルコストハウスメーカーのアエラホームです。

以前まではローコスト住宅を建てるイメージが強い会社でしたが、最近は省エネ住宅の重要性が高まってきたこともあり、住宅性能に重点を置いた家づくりで価格帯が少し上がっています。

そんなアエラホームのUA値の数値は、高気密・高断熱のハイクオリティ住宅『クラージュ』で0.36W/㎡・Kとなっています。

特に注目したいのはアエラホームの断熱工法です。

外張断熱に加え内側には吹付断熱によるダブル対策をしていますが、さらに外張断熱に使用するウレタンフォームにアルミ箔面材を組み合わせることで、外からの気温の影響をより一層シャットアウトしてくれる構造になっています。

 

【おまけ】UA値が大きい住宅ハウスメーカー

ランキングには記載がないハウスメーカーのUA値も気になる点だと思いますので、ベストランキングに漏れてしまったものの人気が高い住宅ハウスメーカーのUA値を下記にまとめました。

もし断熱性能以外の部分で譲れない特徴や機能などがあって、UA値ランキングに入っていないハウスメーカーの断熱性能の評価値が知りたい方は、こちらの表を参考にして下さい。

ハウスメーカー名UA値
(外皮平均熱貫流率)
備考
パナソニックホームズ0.60W/㎡・K標準仕様。
ヤマダホームズ0.60W/㎡・K標準仕様。
積水ハウス0.60W/㎡・K全施工住宅がZEH基準(公表値なし)。
アキュラホームズ0.60W/㎡・K全施工住宅がZEH基準(公表値なし)。
へーベルハウス0.60W/㎡・K
ダイワハウス0.55W/㎡・K
トヨタホームズ0.70W/㎡・K

やはりランキング上位のハウスメーカーと比べると、熱伝導率の高い鉄骨造住宅であるパナソニックホームズや積水ハウス、ヘーベルハウス、トヨタホームにとっては、断熱性能を最高水準まで引き上げるのはなかなか難しいと言えます。

とは言え、ZEH水準の高性能住宅を建てることは可能なので、各社の断熱工法を比較しながら自身の希望に合った家づくりを目指すと良いでしょう。

 

 

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UA値について

それでは最後に、UA値についてもう少し深堀りして解説していきます。

 

UA値の地域区分と基準値を確認しよう

地域区分により定められた省エネ住宅の基準値が分かる日本地図。Ua値(ユーエーち)はこの地域区分を参考にして各エリアごとに数値を確認する。

断熱基準地域区分
1234567
H28年省エネ基準0.460.460.560.750.870.870.87
断熱等性能等級40.460.460.560.560.750.870.87
ZEH基準0.400.400.500.600.600.600.60
HEAT20 G10.340.340.380.460.480.560.56
HEAT20 G20.280.280.280.340.340.460.46
HEAT20 G30.200.200.200.230.230.260.26

あなたが家を建てるエリアとなる地域が、どの区分に分類されているか確認しましょう。

例えば、マイホームを都内に建てるのであれば東京都が主に分類されている地域区分6のUA値を参考にするといった具合です。

UA値はどのくらいを目安にすればいい?

せっかく建てるマイホームであれば、断熱性能が高く快適な住まいにしたいところ。

そこで出てくる疑問点として、「UA値はどのくらいあればいいの?」ということが挙げられますが、今から家を建てるのであれば少しでも高い断熱性能にすべきです。

断熱等級4となる0.87W/㎡・Kは、2025年4月には義務化となり実質最低水準の数値となります。

ZEH基準の0.60W/㎡・Kであっても、あと数年後の2030年に義務化される水準となるため、家を建てて数十年~老後まで住み続けることを考えると、1番好ましいのは世界基準に合わせたHEAT20 G2、もしくはHEAT20 G3のUA値です。

快適に暮らすことを考えれば、最低でもZEH基準以上の性能を目指しましょう。

一生のお買い物でもあるマイホームなので、断熱性能には重点を置いて検討を進めることをおすすめします。

建てる家のUA値を事前に確認する方法

UA値は、建てる家の間取りや住宅設備などの仕様が決まる段階で算出することが可能になります。

ハウスメーカーを決めたあとになりますが、家の仕様が決まった際にUA値の計算を営業担当の方に依頼するようにしましょう。

UA値は家の間取りや仕様が決まったタイミングで計算で求める事が出来ます。その時にハウスメーカーの営業に「UA値を教えて下さい」と伝えれば算出して貰えます。

 

住宅会社によってはUA値算出に費用がかかるケースもありますので、ハウスメーカー選びの段階で簡単に確認をとっておくと安心です。

UA値を下げるには?断熱性能はオプションで向上可能

ランキングで上位に入っていないハウスメーカーでも、寒冷地仕様として高い断熱性能で建てることも多いです。

そのため、高断熱サッシやトリプルガラス、断熱仕様の玄関ドアなどの採用、断熱素材や工法のグレードアップなどをすることでUA値を大きく下げることも可能なので、公表されているUA値だけでハウスメーカー選びをせず、

  • 営業担当に断熱性能を上げることが可能なのか
  • 可能であればオプションにはどのようなものがあるのか

などを確認しながら探していくと良いでしょう。

 

まとめ

今回は、大手ハウスメーカーからローコストハウスメーカーまで全国展開している住宅会社のUA値を徹底調査してランキング比較表にまとめました。

夏でも冬でも家族みんなが快適に過ごすことができる断熱性能に優れた家づくりをするためにも、ご紹介した各ハウスメーカーのUA値を参考にしてもらいながら業者選びを進めていきましょう。

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