フロアコーティングの相場がよく分からない‥
できるだけお得に施工するには、どうすればいいの？
フロアコーティングの相場は、業者やコーティングの種類によって大きく変わるため、一体どれくらいの費用がかかるのかイメージしづらいですね。また新築やリフォーム直後と、入居後の施工では、費用が変わるのも気になるところです。
そこでこの記事では、フロアコーティングの種類ごとの価格相場や、入居前・入居後の施工価格の違いを解説します。できるだけ費用を抑えるコツもご紹介しますので、フロアコーティング施工を検討中の方は、ぜひ参考に！
フロアコーティングの相場価格とは
フロアコーティングの費用は、部屋の広さだけでなく、様々な条件によって変わります。フロアコーティングの施工費用を左右する条件は、主に以下の3つです。
1）コーティングの種類
2）施工のタイミング（新築・入居前か、入居後か）
3）施工業者
上記のようにフロアコーティングの施工費用は、コーティングの種類や施工のタイミング、依頼する業者の価格設定などの条件によって大きく変わります。
【種類別】フロアコーティングの相場価格
それではまず、主なフロアコーティングの種類と特徴、20畳あたりの相場費用について見てみましょう。
多くのフロアコーティング業者には「約20畳まで」という固定料金の設定があり、20畳を超えた面積の施工には、1㎡あたりの追加料金が加算されます。
- UVフロアコーティングの相場価格
UVフロアコーティングは最も耐久性が高く、耐用年数は20年以上と言われます。材料費が高価で施工に手間がかかるため、相場価格は高めです。
相場価格：18万〜26万前後
追加料金：6000円前後（1㎡あたり）
- ガラスコーティングの相場価格
ガラスコーティングは耐久性に優れ、約15〜25年はもつと言われます。施工する業者によってグレードや価格の差が大きいため、保証年数や機能をよく見極めましょう。
相場価格：13万〜25万前後
追加料金：6000円前後（1㎡あたり）
- シリコンコーティングの相場価格
シリコンコーティングは塗料の価格が安いため、手頃な価格で施工できます。耐用年数は10〜15年程度と短いため、長い目で見たコスパを考える必要があります。
相場価格：11万〜22万円前後
追加料金：4000円前後（1㎡あたり）
- ウレタンコーティングの相場価格
ウレタンコーティングはリーズナブルな価格で施工できます。ただし耐久年数は5〜10年程度と短く、数年に一度、塗り直しをする手間がかかります。
相場価格：5万〜10万円前後
追加料金：2000円前後（1㎡あたり）
フロアコーティングは種類によって、1畳あたりの単価が大きく異なります。UVコーティングが最も高く、次いでガラスコーティング、シリコンコーティング、ウレタンコーティングの順となります。
UVフロアコーティングやガラスコーティングなどは、耐用年数が長く、一度施工すれば長期間にわたってメンテナンスが不要になります。初期費用がかかりますが、長い目で見ればコスパが良いといえるでしょう。
最近では、多くの業者がUVフロアコーティングやガラスコーティングをおすすめしているため、未入居時の値引き率を高く設定する傾向があります。一方、定価の安いシリコンコーティングやウレタンコーティングは、値引き率がやや低めとなります。
入居前・入居後のフロアコーティング相場の違い
「入居前と入居後では、相場費用はどれくらい違うの？」
「入居前に施工するメリットって、具体的にどんなことがあるの？」
入居前のフロアコーティングは、家具の移動が不要なため、よりスムーズに施工でき、美しい仕上がりになります。入居前のフロアコーティングには、以下のメリットがあります。
- 施工がスムーズに進められる
入居前：家具や家電がない状態でフロアコーティングができるため、施工がスムーズに進みます。
入居後：家具の移動や養生が必要になり、時間と手間がかかります。住んでいた期間によって傷みや劣化も目立ち、補修作業が必要になる場合もあります。
- 未入居のほうが美しく仕上がる
未入居：フローリングは傷や汚れがなく美しい状態なので、そのままコーティングすればピカピカに仕上がります。
入居後：フローリングに傷や汚れ、ワックスの劣化などがあり、下地処理に時間がかかります。
- 施工業者の料金設定
未入居：フロアコーティング全面をまとめて施工することが多いため、多くの施工業者が割引価格を提示しています。
入居後：個別対応になるため、業者も割引しにくく、料金が高めになる傾向があります。状態に応じた適切な施工が必要になるため、割高になることも。
フロアコーティングは、新築やリフォーム直後に施工するのがベストです。
新築やリフォーム直後のフローリングは、傷や汚れのない綺麗な状態。このタイミングでコーティングすれば、美しい光沢や質感、色味を長期間保つことができるでしょう。
また新築時や入居前の施工であれば、家具の移動などの手間も省けます。引っ越し後に施工依頼すると、家具移動の手間がかかるため、入居前の家具がない状態での施工をおすすめします。
入居前・入居後の具体的な相場費用は
できるだけ費用を抑えてフロアコーティングを施工したい場合は、新築時や入居前の依頼がおすすめですが、住み始めてから施工を考えることもありますね。それではフロアコーティングの相場価格は、入居前と入居後で、どれくらい差があるのでしょうか。
＜入居前・入居後の価格相場リスト＞
| 入居前の相場（割引価格） | 入居後の相場（定価） | |
| UVフロアコーティング | 15万〜20万円前後 | 18万〜26万円前後 |
| ガラスコーティング | 12万〜20万円前後 | 13万〜25万円前後 |
| シリコンコーティング | 8万〜16万円前後 | 11万〜22万円前後 |
| ウレタンコーティング | 5万〜10万円前後 | ５万〜10万円前後 |
入居前のフロアコーティング施工の場合、上記のような割引価格が適用されることが多いので、その分費用がお得になります。
未入居時のフロアコーティングはメリットが多いのですが、入居後のフロアコーティングを検討されている場合でも、諦める必要はありません。
多くの業者は、入居後の施工にも対応しています。家具移動や養生などの手間はかかりますが、美しい仕上がりを実現することは可能です。まずは、いくつかの業者から見積もりを取って、比較検討することをおすすめします。
でも、複数社からいくつも見積もりを取るのは、手間も時間もかかる‥
確かに、数社から見積もりを取るのは手間がかかりますね。そんな時は、数社からまとめて見積もりが届く無料のサービスを利用するのも一つの方法です。
おすすめは「フロアコーティングの窓口」というサービス。簡単な項目に入力するだけで、手軽に一括見積もりがとれます。届いた見積もりを比較検討して、希望の業者にお申し込みできます。
フロアコーティング費用を節約する方法は
できるだけ安くフロアコーティング施工したい場合、「DIYでフロアコーティングできないかな？」と、考えるかもしれません。確かにDIYなら、職人の人件費もかからないため、業者に依頼するよりも安く済みます。
ただし、フロアコーティングの下地処理や塗布は素人には難しく、下準備から施工まで、かなりの時間と労力を要します。万が一失敗した場合、フローリングの張り替えが必要になる可能性もあります。クオリティを重視するなら、施工業者への依頼が確実でしょう。
それではDIY以外で、フロアコーティングの施工費用を抑えるには、どんな方法があるのでしょうか。
早めに予約して「早割」を利用する
フロアコーティング施工業者のなかには、早割のキャンペーンを実施している業者もあります。
新築で引き渡し日が決まっている場合、早めに施工を依頼すると良いでしょう。また、引越しシーズンは施工業者も混み合うため、早めの予約がおすすめです。
フロアコーティング業者に直接依頼する
新築住宅の場合、住宅メーカーにフロアコーティング施工をオプションとして依頼できます。業者を探す手間が省けて便利ですが、住宅メーカー経由だと中間マージンが発生するため、割高になります。
手間がかかりますが、自分でフロアコーティング業者を探し、数社から見積もりをとって依頼することで、費用を大幅に節約できます。
施工事例の掲載で割引があることも
業者によっては、フロアコーティングの施工後の写真を、業者のホームページやSNSに掲載許可することで、料金が割引になることもあります。
施工事例の写真掲載で割引が提供されるのは、業者にとってメリットがあるからです。多くの事例をサイトに載せることで、他の顧客へのアピールとなり、新しい顧客を獲得しやすくなります。
多くの場合、施工事例の写真掲載は顔出しする必要もないので、依頼主にとっても業者にとってもメリットが大きいでしょう。
掲載許可による料金割引を公言していない業者でも、こちらから「施工事例の写真を提供します」と申し出ることで、値引き交渉できる可能性もあります。
部分施工は安く済むとは限らない
フロアコーティングをできるだけ安く済ませたいと考えている方の中には「傷みが気になる部分だけを施工すればいいのでは」と、考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに、フロアコーティングの部分施工にはメリットもありますが、デメリットも存在します。
- フロアコーティング部分施工のメリット
全面施工に比べて、初期費用を抑えられる
家具の移動などの手間が少なくて済む
傷みやすい特定のエリアだけを集中的に保護・リフレッシュできる
- フロアコーティング部分施工のデメリット
1平米あたりの単価が高くなる傾向がある
施工面積が狭いほど割高になるため、コストパフォーマンスが悪い
施工部分と未施工部分で、見た目や耐久性に差が出てしまう
部分施工は、初期費用を抑えられるというメリットがありますが、1平方メートルあたりの費用が高くなるため、必ずしも安く済むとは限りません。
むしろ、施工面積が広いほど平米単価が下がる傾向にあるので、予算が許す限り広い範囲で施工依頼した方が、トータルのコストパフォーマンスは良くなることもあるでしょう。
どうしても予算が限られている場合は、特に傷みが激しい部分だけを施工するという選択肢も考えられます。小さなお子様がいるご家庭など、頻繁に床に物が落ちるような場合は、生活スペースを中心に施工するのも良いでしょう。
最適な施工方法を選びたい場合は、ご自身の希望をフロアコーティングの業者に相談しましょう。
フロアコーティングの相場を知ろう！
フロアコーティングを依頼する前に、複数の業者から見積をとって、費用の相場を把握することは大切です。なぜなら、相場を知っていれば信頼できる業者を選べるからです。信頼できる業者に依頼することで、より良い施工が実現できます。
- 適正価格の判断材料になる
フロアコーティングの施工費用は、使用する材料や施工面積、施工時期などによって変わります。相場を知ることで、業者から提示された見積もりが妥当なものかどうかを判断できます。
極端に安い場合は、使用材料の品質や施工の丁寧さに不安が残ります。逆に高すぎる場合は、他の業者に見積もりを取るなど、比較検討の必要があります。
- コストパフォーマンスを比較できる
フロアコーティングは初期費用こそ高いものの、フローリングの長く保護できるため、長期的には安上がりになるメリットがあります。
相場を把握した上で、複数業者の見積もりを比較すれば、最もコストパフォーマンスの高い業者を選ぶことができます。
- 割引やキャンペーンの有無を確認できる
フロアコーティング業者の中には、期間限定の割引やキャンペーンを行っているところもあります。 相場を知った上で業者に問い合わせれば、お得な割引を利用できる可能性もあります。
フロアコーティングの施工費用の相場を把握しておけば、適正価格が判断でき、お得な割引が利用できる可能性もアップするでしょう。
相場を知った上で慎重に業者を選べば、満足のいくフロアコーティング施工が実現できるはずです。
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