マイホームブルーになってない?新築購入で陥るノイローゼの克服方法

マイホームブルーになってない?新築購入で陥るノイローゼの克服方法家づくり

いきなりですが、マイホームブルー・新築ブルーになっていませんか?

「念願の新築マイホームを手に入れたのに何だか憂鬱…」

「気に入って注文住宅を建てたはずなのに後悔だらけ…」

「契約して今家を建ててるけど…最近何もかも嫌になってきてノイローゼ気味…」

「いざ家を購入すると住宅ローンを払っていけるか怖くなって眠れない…」

もし上記のように、気持ちが落ち着かなかったり沈み込んでいるような状況なら、そのまま放置しているとあなただけでなく家族や家庭にまで大きな影響を与えちゃうかも?

と言っても、人生で最大のお買い物をしたしもっと心躍ってもおかしくないハズなのに、自分でもなぜこんな感情になっちゃうのか分かりませんよね。

ですが実際、”マイホーム購入”という人生で最大のお買い物をしたからこそ、ブルーな気持ちに陥ってしまったと言えるので、マイホームブルーになる根本的な原因を把握して、乗り越えることがとっても大事!

「そんなこと言っても自分でも気持ちの整理がつかないのに…」

大丈夫です!

マイホームブルーによるノイロゼや憂鬱な気持ちは、”あるコツ”さえ掴めばスルリと抜け出すことが可能なんですよ。

そこで今回は、“マイホームブルーを克服してマイナス思考から抜け出す考え方”についてお伝えしていきます。

 

タウンライフ家づくり間取りLP

新築購入したものの…これってマイホームブルー?うつやノイローゼになる人も!

マイホームブルーとは、文字通り家の購入や契約を決めることで、ネガティブな感情がフツフツと湧いて出てくる状態が続くことを指していて、マイホームを新築で購入することが多いことから『新築ブルー』と言われることも多いです。

新築や中古関係なく、せっかく購入したマイホームに対して、なぜか上手く気持ちが付いてこないんですね。

「もう!何もかもイヤ!」

そんな状態だと、ひどい場合はノイローゼや鬱(うつ)になったり、家庭内のピリピリした空気がささいな夫婦ケンカを引き起こして、そのまま離婚問題に発展してしまうことも珍しくありません。

 

マイホーム購入や契約後に襲う気分の落ち込み

新築ブルーは、契約や着工など家の購入が決まった途端に始まることが多いです。

まさに、『夢』が『現実』になる瞬間!

購入後に対しての不安な気持ちが、マイホーム購入という実感によって改めて胸に重くのしかかってくるような感覚ですね。

また、実際に住み始めてみると家を買うまでは見えなかった数々の不満が入居後に噴出し、後悔の念に押しつぶされそうになって胃が痛くなったというケースもよく見られます。

上記のとおり主に、

  1. 契約・購入から入居までの間に起こるマイホームブルー
  2. 入居後に生活しはじめてから起こるマイホームブルー

「不安な気持ち」「後悔の気持ち」の2つのパターンに当てはまります。

どちらも共通しているのは、購入までは心奥底に不安な気持ちを秘めながらも、気付かないフリをして夢のマイホームに気分が上がっていたものの、契約や購入、入居を機に気持ちの昂ぶりが収まった反動によって、不安感や後悔が表面化しマイホームブルーに陥る傾向があること。

さらに付け加えると、『打ち合わせ・契約・引っ越し準備』など日々追われる過密スケジュールの多忙さに頭を抱えてノイローゼになる人もいます。

ですが、”家を持つ”ということは誰しもいつかは叶えたいと憧れる夢や目標ですし、それを実現できたのですから本来であれば毎日がウキウキワクワクしていてもおかしくありませんよね。

なのに、なぜ憂鬱な気持ちになってしまうのでしょう?

マイホームブルーになってしまう原因について、実際に新築購入後に強い後悔の念に悩まされたり、不安に襲われた人の心理状態から、探ってみたいと思います。

 

マイホームブルーには3つの種類がある

先ほども少し触れましたが、家を買った人が陥るマイホームブルーには、

  1. 後悔
  2. 不安
  3. 多忙

の、家を購入したあとに発覚する不満に対して”後悔する”パターンと、家を購入したことで待ち受ける将来を”心配する”パターン、さらにマイホーム購入時の”やることの多さにパニックになる”パターンの3つが存在します。

それぞれでマイホームブルーとなるきっかけも異なるので、その違いも含めてみていきましょう。

 

①不満や後悔の気持ちに襲われるマイホームブルー

マイホーム購入後、どのようなことに後悔しマイホームブルーに陥ってしまうのでしょうか?

悩む女性

注文住宅を建てる前に何度も業者の方と打ち合わせして、理想的な間取りにしたハズなのに、いざ住んでみると思っていたより狭いし住み心地も良くない…。最近はもっとこうしておけばよかった、あぁしておけばよかったと後悔してばかり。これから何十年もこの状態で住むことを想像したら、憂鬱に感じてしまう。

悩む男性

家族が喜んでくれればとの想いで一念発起してマイホームを購入したはいいけど、妻が新築ブルーに。聞くと騒音やご近所付き合いなど、新居に住み始めてから分かったトラブルが多く、精神的に参っていて、いつも仕事で家にいない夫(僕)に私(妻)の気持ちは分からないと言われ、最近では夫婦ゲンカも多くなり、子供にも怒鳴って怒ることが増えています。

実際に、マイホームブルーに悩まされていて後悔している方の意見を聞くと、

  • 住み始めてから感じた家の至る箇所への不満
  • 住み始めてから発覚した周辺環境への不満

という声が多く、例えば【間取り・設備・設計】などに対して「やっぱりこうしておけばよかった…」などの後悔や、【日当たりが悪い・騒音がうるさい・人間関係が辛い】など周辺環境や立地での後悔、さらには住宅ローンの支払いやその他持ち家ならではの出費の多さに、金銭的な不満で後悔しているケースも。

「マイホーム購入後の想定外の不満に対して、現状を良い方向へ容易に変えられない」ことへの大きなストレスが、マイホームブルーに繋がっています。

 

②将来が怖く不安な気持ちに苛まれるマイホームブルー

次に、マイホーム申し込みから契約をした後や、購入後から入居までの間に起こりやすい『心配や不安』に苛まれ(さいなまれ)てマイホームブルーに陥る場合の理由や原因についてです。

悩む女性

勢いで建売住宅の購入を決めたけど、住宅ローンを本当に35年間も支払っていけるのか心配…。わざわざ持ち家じゃなくて賃貸を転々としてもよかったかなぁとか、もっとゆとりをもった資金計画を立てるべきだったんじゃないかと、将来の子供の学費や貯蓄などを考えると毎日不安でクヨクヨしています。

悩む男性

昨年末にセミオーダー式の注文住宅の契約をし、住宅プランも全て詰めてもうすぐ着工という状態なのですが、本当にこれでいいのか、会社までの通勤の利便性や金額的にマンションの方が良かったんじゃないかとか、色々な不安が頭の中を駆け巡って食欲もなくなり夜も眠れない状態です。周りからは「家を持てるだけすごいよ」「これから頑張らないとね」と言われますが、さらにプレッシャーとなって正直今では新築マイホームでの生活や、引っ越しが楽しみではありません。

これから先の将来についての不安や心配で、ネガティブ全開のマイホームブルーの方の意見を聞いてみると、『金銭的な理由』が原因な場合や、『立地や住宅プランなどもっと最良の選択肢があったのでは?』という不安感が原因の場合が多いですね。

申し込みや契約・着工までは、憧れのマイホームということもあって気分も高まっているものの、実現間近になって初めて実感が沸いてきて、これまで心奥底に眠っていた心配事が突然『将来への不安』として襲ってくるパターンです。

また、住宅ローンの借入期間や金利などタイムリミットを意識しすぎるあまり、焦って契約をしてしまって後々不安に駆られることも。

「”本当にこれでいいのか”、”失敗するのが怖い”、などネガティブ思考や心配性の性格、または完璧主義が引き起こす将来への不安感」が大きなストレスとなり、マイホームブルーに繋がっています。

 

③やることが多すぎて全て投げ出したくなるマイホームブルー

建売住宅や中古・マンションの場合は、すでに建っているものを購入するため契約→購入という手続きだけですが、注文住宅となるとそう簡単にはいきません。

どこに家を建てるのか(土地探し)、どんな家を建てるのか、契約、打ち合わせ、地鎮祭や上棟式など決めることが多岐に渡ります。

となると、その決め事の多さやタイトなスケジュールで頭がいっぱいになり、パニックになってしまってマイホームブルーに陥ることもあります。

確かに子育て・育児・仕事などをこなしながら、これだけのことを進めていかなければいけないのは大変ですよね。

家の事を決めるのに夫婦でも話し合って意見をまとめないといけませんし、どんな家にするのか決める段階で情報収集も併せてしなければいけないので、寝ても覚めても家のことばかりに追われる結果に。

また、夫・妻との温度差も原因の1つになりやすいです。

日常生活に加えて”家づくり”を進めていくため、「決める事が多い・やることが多い・休む暇がない・疲れによるストレス」などが大きな負担となり、マイホームブルーに繋がっています。

 

これから家を購入予定の方へ!マイホームブルーを予防するためには?

では、これからマイホーム購入を予定している人が、マイホームブルーにならないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?

ここでは、ひどい場合には『離婚の危機』や『家庭崩壊』、『うつ』にまで発展してしまう可能性のあるマイホームブルーを予防するための3つの考え方についてお伝えします。

 

①焦って契約しない!マイホーム購入前に”不安”は取り除こう!

家づくりや家の購入は、夫婦で意見や要望・希望を共有しながら進めるようにします。

片方だけの意見を反映させたマイホームは、後々大きなわだかまりを生む可能性があるので、家族全員が納得の上でマイホーム購入を決められることがベスト。

マイホームは大きな買い物ですし、焦って契約・購入をしてもいいことはありません。

また、どういった所に後悔や不満が生じやすいのか事前に確認しておくことで、”マイホーム購入後に初めて気付いた”という状況を作り出さないようにします。

新築一戸建てで失敗した人の意見や間取りで後悔したと感じた失敗例を参考に、失敗したり後悔したりしやすい部分を未然に防ぎましょう。

分からないことや疑問に感じたことは、遠慮なく住宅会社やハウスメーカーの担当者にぶつけて、不明点を解消しておくなど意識してみると良いですね。

 

②諦められる部分は潔く諦める

マイホームブルーに陥る人の特徴として、『真面目』『心配性』『完璧主義』という傾向があります。

「この家で本当に問題ないのか」「もっと良い条件の土地があったんじゃないのか」など、上を目指していたらキリがないことにまでこだわってしまうと、何でも100点にしないと落ち着かないということになりかねません。

完璧を求めすぎるあまり、夫婦で口論が絶えない状況になるリスクもあります。

マイホームは、あなた方家族とのご縁(縁もの)。

家は、価格・間取り・立地、環境など1つとして同じ物はないオンリーワンのものなので、『正解はない』という気持ちでマイホーム購入を進めるようにし、諦められる部分もしっかり設けるようにしましょう。

 

③金銭的な部分はシビアに計画を立てる

35年の住宅ローンを32歳で組んだ場合、今まで生きてきた期間よりも長い年数ものあいだ、毎月ローン返済していくことになります。

収入と支出のバランスが悪くならないように、まず家の購入予算として無理のない金額設定をするようにしましょう。

金銭的な重圧を予防するだけでも、漠然とした将来への憂慮が軽減され、お金に対しての強烈な不安感を予防することが出来ます。

無理なく返せる住宅ローンの組み方については、下記記事を参考にして予習しておくことをオススメします。

無理なく返せる住宅ローンの組み方は?年収で見る無理のない返済比率
新築一戸建て・中古住宅を問わず、マイホームを購入する際に『住宅ローン』を利用する家庭がほとんどです。今からマイホーム購入を検討している方であれば、「無理なく返せる額の住宅ローンはいくら位だろう?」と考えているのでは?各家庭に...

 

マイホームブルーから抜け出す方法は?3つのことを実践して克服しよう!

マイホームブルーになると、その辛さや気分の落ち込みから周りとのコミュニケーションにも影響が出てきます。

例えば、旦那様や夫に対して「全部あなたのせい!こんな家に住みたくなかった!」なんて心ない言葉が出てきてしまい、夫婦に亀裂が入ったまま修復できずに離婚にまで至ってしまうケースなど、嘘のようですが実際にあります。

また、マイホームブルーからなかなか抜け出せないと、何年ものあいだ悩まされ続けることも。

誰しもいつかは叶えたいと憧れる夢や目標である”家を持つ”ということを実現できたにも関わらず、『家を買ったことがストレスになってしまう』…これでは悲しすぎますよね。

「マイホーム購入なんてしなけりゃよかった…」

こんな後悔の気持ちを抱えたまま新居生活を続けないためにも、あなたがマイホームブルーを克服するためのアドバイスは下記の3つ!

  1. 他人の家と比べすぎない
  2. 不満点はインテリアや家具で補う
  3. 家を売ってリセットする

それでは、1つずつ詳しく説明しますね。

 

①他人の家と比べない!引っ越し前の家と比べよう!

まずは、他人の家と比べない!

「友人の家はこうなのに…」

「私の家もこうしたらよかった…」

なんて比べたらキリがありません。

また、インスタグラム(instagram)なんかでお洒落な家を建ててる人の投稿なんか見ると、そりゃ憧れますし羨ましくなってしまいます。

例えば、

 

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LOHAS studio(ロハススタジオ)公式さん(@lohasstudio)がシェアした投稿

こんなお洒落なキッチンや、

 

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こんなお洒落なリビングダイニングなど。

でも、家庭によって建てる土地、予算、世帯人数、それぞれ違いますし、その前提を考慮せずに”いいところだけ”を比較しても、結局ゴールなんてないんです。

実際、こんな素敵な家に住んでいる人でも、多かれ少なかれ不満は必ず抱えているもの。

それよりも、以前に住んでいた賃貸住宅と比べて『充実した暮らし』になったことを素直に喜ぶようにする方が、精神衛生上もとっても良いです。

  • 食洗器や浴室乾燥で家事が楽になっていませんか?
  • トイレや浴室が広くなってリラックスできていませんか?
  • 天井が高くなって広々とした空間で快適じゃありませんか?
  • 買い物後や雨の日など目の前にある駐車場がありがたくないですか?

こういった”今の家だからこそ”の利点にも目を向けてあげるようにしてみては?

 

②間取りや内装への不満はインテリアや家具で克服しよう!

間取りや内装などに不満があるのであれば、後悔ばかりしていないで自分の出来る範囲で改善しちゃいましょう!

間取りに関しては、長く住んでいると意外と気にならなくなるもの。

内装については、インテリアや家具のテイストを統一したり、ひと手間工夫するだけでお洒落な家にすることができます。

友人や親戚を招いた時に、「めっちゃいい~♪」「おしゃれ~♪」なんて言葉が聞けたら、あなたのマイホームブルーはそれだけで吹き飛んでしまうかもしれませんよ。

下記のようなインテリアを参考にできる本も多いので、参考にしてみましょう。

 

③どうしてもマイホームブルーから抜け出せないなら「家の売却」も視野に入れよう!

極端な克服方法ですが、「どうしても今の家のままではマイホームブルーから抜け出せない!」ということであれば、マイホームを売ってしまう方向で考えてみては?

特に、立地や周辺環境が原因の場合は、なかなか改善するのは難しいもの。

そういったときは思い切って、今の家を売却して再度家づくりや家探しをするのもいいでしょう。

ただ、売価で残っている住宅ローン残高全てを支払えるか分かりませんので、大きな出費になってしまうことも考えられます。

ここは家族で話し合って、日々の憂鬱から抜け出す方法はないのか、本当に克服できそうにないのかを判断し、最終手段として家の売却を進めていくようにしましょう。

今の家がどのくらいの価格で売ることができるのか調べるなら、上記のような無料査定サイトを利用すると手間もかからず便利ですよ。

 

まとめ

マンションや戸建て(注文住宅・建売)、新築から中古までさまざまですが、これから先の生活を充実させるためにマイホーム購入を決めたはずだと思います。

いざ住み始めてみると、

「こんなハズじゃなかった…」

「買った家が気に入らない!」

と思うことも多々あると思いますが、そもそも完璧な家なんて存在しません。

家って言い方を悪くすると”ただの住まい”。

あなたの家庭が幸せに過ごすための1つのツールにすぎないんですよね。

多少のモヤモヤ感はあってもいいと思います、人間なんですし。

でも、せっかく憧れのマイホームを持てたのですから、クヨクヨ後悔ばかりしている毎日よりも、大切な家族と新しい家で楽しい毎日を過ごせる方が素敵ですよね。

新しい家になって出来るようになったこと、嬉しかったこと、便利になったことなどに目を向けてあげると愛着も沸いてきますし、マイホームブルーの状態からいつの間にか抜け出して、克服できていると思いますよ。

 

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